不易流行インタビュー
(巨匠紹介BLOG)


ここでは日本古来の伝統文化の継承者が、
未来に向け更なる挑戦を行っている姿をご紹介して参ります。

不易流行インタビュー第一弾:
「残す仕事」と「消す仕事」―染色補整業(しみぬき店) 浦田 勲さん

「残す仕事」と「消す仕事」

浸み抜きとはどんな仕事ですか?との問いに、浦田さんが語った言葉だ。

模様師(布に模様を染める技法である、友禅染めの絵師)の仕事は、後世に残る仕事、誰の仕事か解る仕事。しかし、浸み抜きは消えてしまうので、残らない。しかも、腕が良ければ良いほど、跡が解らない。実に皮肉な仕事といえるのかもしれない。

今回は、浸み抜き(きものについた、浸みを抜く専門家=染色補整士)の浦田 勲さんのインタビューをご紹介したい。

Continue Reading..